お子さんの歯みがき習慣、親子で楽しく続けるコツ

こんにちは。札幌ピースデンタルクリニックです。
10月19日は、「ほめ育」を通じて教育を支援する「一般財団法人ほめ育財団」が制定した「ほめ育の日」です。大切な人や自分への「一日一ほめ」を実践し、「褒め言葉であふれる毎日を」という思いが込められています。
今回は、歯みがきを嫌がるお子さんにどのように対応し、歯みがきを習慣化させるかについてお話しします。
お子さんが歯みがきが苦手な理由
お子さんが歯みがきを苦手に感じる主な理由は、次のような点です。
歯みがきが痛いと感じる
お子さんは歯みがきで痛みを感じることがあります。新しく生えた歯や抜けた後の歯ぐきに歯ブラシが当たると痛くなりやすく、それが続くと苦手意識がついてしまうこともあります。なるべく柔らかい歯ブラシを使い、優しくみがくことでお子さんも安心できるでしょう。
歯みがき剤の味が苦手
歯みがき剤の味や匂いを嫌がるお子さんは多く、「辛い」「苦い」と感じることがあります。甘めのものやフルーツ味など、お子さん向けの歯みがき剤をお子さんと一緒に選ぶことも大切です。
歯みがきの時間が長く感じる
お子さんは時間の感覚が大人と違うことが多く、歯みがきをしている数分がとても長く感じてしまいます。そのため、「まだ終わらないの?」と嫌がることがあります。
歯みがきの歌やリズム遊びを取り入れることで、楽しみながら続けられるようになります。
お子さんの歯みがきを楽しくする工夫
歯みがきを嫌がるお子さんも、少しの工夫で歯みがきを「楽しい時間」に変えられます。
歯みがきにゲームや遊びを取り入れる
歯みがきを楽しい時間にするためには、ゲームや遊びを取り入れるのがおすすめです。
たとえば、「歯みがきマンがむし歯怪獣をやっつける!」といった物語にして、歯みがきを冒険のように演出するのも効果的です。
スマートフォンの歯みがきアプリを活用すると、アニメーションで楽しく正しいみがき方を学べます。
親子で一緒に歯みがきをする
お子さんは親の行動を見て学ぶことが多いです。親が歯みがきを積極的に行なっている姿を見せると、お子さんも「歯みがきって楽しいことなんだ!」と感じるようになります。
そのため、親が楽しそうにみがく姿や正しい歯みがき方法をみせることが大切です。
お子さんの歯みがきを習慣化するために
お子さんの歯みがきを習慣化するには、上手にできたときに具体的に褒めることが大切です。
たとえば「今日は奥歯までしっかりみがけたね!」や「最後まで頑張ったね!」と声をかけることで、自信につながり、歯みがきを楽しいものと感じるようになります。
さらに、歯みがき後に「歯みがきシール」や「一緒に絵本を読む時間」などの小さなごほうびを取り入れると、やる気がぐんと高まります。
毎日の積み重ねで歯みがき習慣が身に付くと、お口の健康を守り、むし歯や歯周病のリスクも減らすことができます。
楽しみながら、無理なく毎日の習慣にしていきましょう。
まとめ
お子さんの歯みがきを習慣化するためには、毎日楽しく歯みがきに取り組めることが大切です。
お子さんに合ったゲームや工夫を取り入れて、楽しく歯みがきに取り組める環境をつくりましょう。
当院では、仕上げみがきのコツや年齢に合わせたケア方法などもお伝えしています。お子さんの歯みがきについて気になる方はお気軽にご相談ください。