摂食嚥下リハビリテーションについて

毎日おいしく食事をするために

当院では患者さんが安全でおいしい食事を楽しめるように、摂食嚥下のチェックとリハビリテーションを行っています。

こんな症状にお悩みではありませんか？

• むせることが多い
• 食べ物を口からこぼす
• 痩せてきた
• 食べ物が口の中にたまったままである
• 食べ物が胸につかえた感じがある

特に食事をとる際にむせる・飲み込みづらい等の摂食嚥下に問題のある方や、誤嚥性肺炎の危険がある方に対して当院の訪問診療チームが訪問し、専門的な検査やリハビリテーションを実施しています。

嚥下内視鏡検査（VE）について

うまく食べることができない、飲み込めない方は摂食嚥下障害かもしれません。

嚥下内視鏡検査（VE）とは

鼻から内視鏡を入れた状態で食べ物を口から食べていただき、食べ物の噛み具合や混ぜ具合、飲み込みの様子を観察します。
誤嚥や咽頭残留があるかどうか、それらの原因がどこにあるのかを判断する検査です。

鼻から約3mmの内視鏡（カメラ）を挿入し、検査を行います。所要時間は15分～30分です。
嚥下内視鏡（VE）は持ち運びができるため、ご自宅でも検査が可能です。
使用する食品は普段食べている食品をお使いいただけます。
ほうれん草は残る感じがするけれどプリンは大丈夫など、普段食べている食べ物による違いを見る事ができます。

また、咀嚼（そしゃく＝噛む事）によって食品がどれくらい噛まれているか、どのくらい唾液を混ぜ合わされているかなど、口から喉に流れてきた食塊（食べ物が良く噛んで飲み込めるようになった状態）を実際に見る事ができます。
食べ物以外にも口から喉にたまっている唾液の様子や、口から喉にかけての汚れ具合もご覧いただけます。

VEは、あくまで口の中で咀嚼された食べ物の流れや、唾液による汚れ具合を観察し、口から食べる機能が姿勢や食べ方等の代償法によって、どのように変化するかを検討する検査です。咽頭や喉頭の器質的疾患等の診断については、耳鼻咽喉科など医科への受診が必要になります。

評価の流れ

お問い合わせ

電話番号：011-788-2494